少子高齢化が進む中で、韓国の出生率は1.25人と、世界で最も低い水準であることがわかりました。
これは、アメリカの中央情報局が毎年発行する「ワールドファクトブック」で明らかになったもので、韓国の今年の合計特殊出生率は1.25人と予想され、調査の対象の224か国中、219位でした。
このうち、OECD=経済協力開発機構の加盟国を見ますと、韓国は最下位でした。
合計特殊出生率は、一人の女性が一生に産む子供の平均数を示すもので、人口1千人あたりの出生数は8.26人の220位で、これも最も低い水準となっていて、出生数が最も多いメキシコの19.02人の半分程度でした。
日本は8.07人で、222位でした。
出生率の低下は、労働人口の減少、生産性の低下、消費の萎縮につながり、経済に及ぼすマイナスの効果が懸念されています。