核開発を続けている北韓は、6~8個の核弾頭を製造することのできるプルトニウムを保有しているとの分析結果が示されました。
これは、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所が16日に発表した世界の核軍備に関する報告書の中で示したものです。
それによりますと、衛星画像の分析などから、北韓は寧辺の核施設の原子炉を再稼働させているものとみられ、この原子炉では年間で核弾頭を1個を製造するのに必要な量のプルトニウムを生産できるということです。
ただ、報告書は、北韓がプルトニウムを使って実際に核弾頭を製造したのかや、弾頭を小型化して弾道ミサイルに搭載する技術を開発したかどうかについては確認されていないとしています。
一方、世界の核兵器について、報告書は、アメリカが7300発余り、ロシアが8000発余りを保有し、全世界の核兵器の93%を占めているとしています。