江原道(カンウォンド)のガチョウ農場で、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが見つかったのに続いて、大邱(テグ)のガチョウ農場でも鳥インフルエンザウイルスが見つかり、韓国が鳥インフルエンザの心配のない「清浄国」の地位を回復するのは、さらに遅れる見通しです。
農林畜産食品部によりますと、江原道中央部の橫城(フェンソン)郡のガチョウ農場で13日、H5N8型の高病原性鳥インフルエンザウィルスが見つかりましたが、この農家は大邱の農家にガチョウを分譲していたことがわかり、検査の結果、 大邱の農家のガチョウからも同じウィルスが検出されたということです。
これを受けて、防疫当局は、ウィルスが検出された農家のガチョウと、一緒に飼育されていたニワトリを殺処分しました。
韓国では、ことし春に発生し、終息に向かっているかのように見えた鳥インフルエンザが再び拡散する動きを見せていて、鳥インフルエンザの終息宣言や鳥インフルエンザの心配のない「清浄国」の地位の回復も遅れる見通しになっています。
このままいけば、終息宣言は、早くても7月末、清浄国地位の回復は、9月末あるいは10月初めになるものとみられています。