サッカーワールドカップ・ブラジル大会では、連日熱戦が繰り広げられるなか、大会に出場できなかった北韓でも、試合の様子を連日テレビで放送し、サッカーへの人気の高さをうかがわせています。
朝鮮中央テレビは、14日午後8時から、サッカーワールドカップ・ブラジル大会の開会式に関するニュースを映像とともに放送したのに続き、午後8時30分からおよそ1時間にわたって、ブラジルとクロアチアの試合を録画中継しました。
また、翌日の15日には、前日に行われたチリとオーストラリア、メキシコとカメルーン、スペインとオランダの試合を短めに編集して放送したほか、16日には、前日のイングランドとイタリアの試合を放送しています。
北韓の朝鮮中央放送委員会は、2012年7月に、ABU=アジア太平洋放送連盟との間で、ワールドカップ・ブラジル大会の中継権を提供してもらうことで合意しており、韓国の地上波放送が送出した映像を再編集する形で放送しています。
サッカーは、北韓で最も人気の高いスポーツで、朝鮮中央テレビは、サッカー専門家の解説を交えて試合の様子を伝えていました。