ロシアにいる高麗人60人余りが、シベリアを経て北韓に入り、板門店を通じて韓国入りする、「統一祈願大行進」を計画していることがわかりました。
これは韓国統一部の関係者が17日に明らかにしたものです。
ロシアの高麗人は、19世紀後半に韓半島から沿海州に移住した韓民族の子孫で、ロシア、ウズベキスタン、カザフスタンなどに住んでいます。
韓半島の縦断を計画している一行は、７月６日にモスクワを出発し、自動車でシベリアを横断して北韓に入って南下し、独立記念日にあたる８月15日に、板門店を通じて韓国入りすることになっています。
シベリア横断鉄道と韓半島縦断鉄道を連結する構想もあって、ロシア政府としてはこうした計画を後押ししているということです。
この計画について、韓国政府としても協力する用意があるとしていますが、北韓は今のところ反応を示しておらず、計画が実現するかどうかは北韓の対応にかかっています。