旅客船沈没事故による安全対策の一つとして、8月中旬から高速道路を走る広域路線バスの立席が禁止されるのに伴って、車両不足が懸念されることから、首都圏地域のバス路線では、来年から2階建てバスを導入することになりました。
2階建てバスが導入される路線については、京畿道(キョンギド)水原とソウル南部の舎堂(サダン)を結ぶ路線など、通勤時間帯に立席利用者が多い6つの路線が検討されていて、主に通勤時間帯に集中的に運行するということです。
現在、2階建てバスは、ソウルや釜山(プサン)などで、シティーツアーバスとして運行されていますが、定期バス路線では運行されていません。
高速道路や自動車専用道路を走る広域路線バスでは、毎日の利用客8万人のうち、1万2000人あまりが通勤時間帯に限って認められている立席を利用していて、国土海洋部では今月10日、立席を全面的に禁止することを決め、新たに220台あまりのバスを導入する計画を明らかにしていました。