干ばつが長引く北韓では、各地で農作物に大きな被害が出ているもようです。
これは朝鮮中央通信が19日、気象専門家の話として伝えたもので、北韓のほとんどの地域で、ことし春先からの干ばつが今も続き、長引く干ばつで農作物への被害が懸念されているということです。
このうち、平壌（ピョンヤン）や南浦（ナムポ）、それに平安南北道と、黄海南北道の一部地域では、この2週間の雨量が10ミリにも達していないほか、平安南道や慈江道（チャガンド）などの一部では、まったく雨が降らず、2001年以来もっともひどい干ばつとなっています。
また、中部内陸部と東海岸の一部の地域を除くほとんどの地域で、日中の最高気温が平年を4度以上上回る異常な高温となっていて、干ばつがさらに悪化していて、小麦、麦、とうもろこしなど、農作物の生育に大きな影響が出ているということです。