旧日本軍慰安婦への軍の関与を認めて謝罪した「河野談話」について、日本政府が20日、「韓国側との文言の調整が行われた」などとする検証結果を公表したことに関連して、アメリカ国務省は、「河野談話を継承することは、日本が周辺国との関係改善において重要な章である」とする見解を改めて示しました。
これは、アメリカ国務省のサキ報道官が20日の定例会見で述べたものです。
このなかで、サキ報道官は、1993年の河野談話について、日本の過去の植民地支配と侵略を謝罪した1995年の村山談話にも言及しながら、「日本政府が継承することが日本が周辺国と関係改善をするうえで重要だというのがアメリカの観点だ」と強調しました。