南北の国会会談の実現に向けて、北韓を訪問したいとの意向を示していた韓国の鄭義和(チョン・ウイファ)国会議長は、準備委員会を設置して、与野党議員の意見を聞くなどの準備を始めています。
鄭義和議長は、19日、南北統一と対北韓政策について考えるシンポジウムに出席したあと、南北国会会談の開催の向けて、来月2日ごろに北韓を訪問したいとの意向を示していました。
これを具体化するため、鄭義和議長は、すでに自らの秘書室に準備委員会を設置し、与野党議員の意見を聞くなど、北韓訪問に向けて準備に取り掛かっています。
これに対して、統一部では、国会議長の北韓訪問は南北関係全般の様々な問題を考慮して決めるのが望ましいとしていて、統一部が国会議長の北韓訪問を承認するかどうかはまだ決まっていません。
また、北韓は、朴槿恵政権の対北韓政策を引き続き批判していて、統一部が国会議長の北韓訪問を北韓が受け入れるかどうかも不透明となっています。