世界での存在感を高める中国について、韓国の国民は、軍事拡大よりも経済成長に脅威と感じる傾向が強まっていることがわかりました。
これは、民間のシンクタンク、アサン政策研究院が、全国の成人男女1000人を対象に韓中関係に関する世論調査を実施し、24日に公表した結果で分かったものです。
それによりますと、中国の軍事拡大について脅威と感じると答えた人は全体のおよそ66%で、2年前の調査の73%に比べてやや下落しています。
その理由については、「中国は韓半島の安全保障状況を悪化させていないから」と答えた人が50%で、最も多くなっていました。
これに対して、中国の経済成長について脅威を感じると答えた人は72%で、2年前の53%より19ポイント上回っています。
韓国人の中国に対する好感度については、10点満点で3年前の3.93点から、4.85点に上昇していました。
一方、安全保障面での協力について、回答者の57%が韓米日3か国との協力を支持していたのに対して、中国との協力を支持したのは、30%にとどまっていました。