海外から流入した感染症や、水痘、流行性耳下腺炎などのいわゆる学校感染症が去年大幅に増えたことがわかりました。
保健福祉部の疾病管理本部が25日にまとめたところによりますと、去年1年間に53の法定感染症のうち35種類で患者の発生が報告されました。
このうち、結核、ハンセン病などを除く「急性感染症」の患者は、合わせて7万5000人にのぼり、おととしに比べて47%も増えました。
なかでも輸入食品による細菌性の赤痢が、おととしの90件から去年は294件に増えたほか、海外からのウイルスによる、はしかが3件から107件に増えるなど、海外から流入した感染症が急増しています。
また、水痘はおととしの2万7000件余りから去年は37%増えて3万7000件に、流行性耳下腺炎は7000件余りから2.5倍の1万7000件余りに増えるなど、学校感染症も大幅に増えました。
そして去年、急性感染症で死亡した人は92人でした。