今年4月に起きた旅客船セウォル号沈没事故の遺族に対して、東日本大震災の被災者らが、手作りの伝統人形300個とメッセージを送って、激励しました。
この人形とメッセージのプレゼントは、宮城県出身の映画プロデューサー、椎井友紀子さんが提案して実現したもので、椎井さんは、東日本大震災の被災者が悲劇に直面したときに受けた励ましを、セウォル号沈没事故の遺族にも伝えたかったということです。
人形は携帯ストラップほどの大きさで、漢字とハングルで「鎮魂」や「祈願」と書かれた紙に包装されていました。
中には、ハングルと日本語で書かれた手紙もあり、「東日本大震災のときは韓国からも多くの激励のメッセージを受け取り、その友情は大きな慰めとなった。私たちは日本にいるが、心から励ましの言葉を送りたい」と記されていました。