南北経済協力事業の一つ、開城工業団地が、第１期工事完成から30日でちょうど10年になりました。
開城工業団地は、2000年６月の南北首脳会談で、当時の金大中大統領と金正日国防委員長が合意して建設されたもので、2004年６月30日に第１期工事が終わり、2004年末には韓国の企業が稼動を開始しました。
団地のおける年間生産高は、2005年におよそ1500万ドルだったものが、2012年には４億7000万ドル近くにまで増え、去年は稼動が一時中断して、およそ２億2400万ドルとほぼ半分にまで落ち込みましたが、今年は稼動中止以前の水準に回復しています。
開城工業団地では、 言葉の問題もなく、勤勉な労働力が確保できることなどから、韓国企業の進出が相次ぎ、現在、韓国企業125社が進出していて、５万2000人余りの北韓労働者が働いています。