北韓は、7月4日からすべての敵対行為を中止することや、9月19日からの仁川アジア大会の期間中、南北間の交流と協力を促進することなどを提案してきたことがわかりました。
これは、北韓当局が30日付けで発表した国防委員会名義の「韓国に対する特別提案」の中で明らかにしたものです。
それによりますと、北韓は、4日からすべての軍事的及び心理的敵対行為を中止することや、9月19日から10月4日までの仁川アジア大会の期間中、南北間の交流と協力を促進すること、平和的な雰囲気を高めるためにも、韓米合同軍事演習を中止することなどを求めています。
また、相互による誹謗中傷などの心理戦の中止については、すでに南北が今年2月の高官級協議で合意していると指摘し、北韓はすでにそのための準備ができていると強調しています。
北韓が敵対行為の中止を提案したのは、7月初めに予定されている韓国と中国の首脳会談を控え、平和的な姿勢をアピールする狙いがあるものとみられています。