セウォル号沈没事故を受けて、4月21日から全面的に禁止されていた小中高校の修学旅行が1日から再開され、教育部は安全要員を同行させるなどの修学旅行の安全対策を打ち出しました。
教育部は先月30日、「安全で教育的な修学旅行の実施策」をまとめました。
それによりますと、1日から再開される修学旅行は、3~4学級程度の少人数で行うほか、一定の資格を持つ安全要員の同行を義務付けています。
このため、「修学旅行安全指導士」という国の資格制度を3年以内に新たに設けるとしています。
また修学旅行の参加者が、100人以上の場合は管轄の教育庁に事前に届け出るようにし、150人以上の場合は、児童・生徒、保護者の同意を得たうえで教育庁の安全点検を受けるようにします。
さらに、移動に船や飛行機を利用する場合は、予め安全教育を行うほか、緊急時に対応できるようにスマートフォン・アプリケーションを提供するとしています。
しかし、修学旅行が小規模になれば、その分費用がかさむため費用負担を軽減する工夫が求められそうです。