先月26日と29日にもミサイルを発射していた北韓は、2日朝、短距離ミサイル2発を相次いで発射しました。
合同参謀本部によりますと、北韓は2日午前6時50分と8時に、東部の元山から東の海、東海に向けて、短距離ミサイル2発を相次いで発射したということです。
発射したミサイルは、新型の放射砲KN-09と推定され、北韓東岸から180キロほど離れた公海上に着弾したということです。
北韓は今回も航行禁止区域を設定していませんでしたが、これまで航空機や船舶への被害は確認されていません。
北韓のミサイル発射は、中国の習近平国家主席の韓国訪問に先立って、存在感をアピールするとともに、すべての敵対的軍事行為の中止を求めた北韓の提案を韓国政府が拒否したことに反発する意味があると受け止められています。
北韓は先月26日と29日にもミサイルを発射していて、今年に入ってからは合わせて12回、90発余りのミサイルを発射しています。