旅客船沈没事故の当日、乗船していた高校生が全員救助されたとの誤った速報を流したKBS、MBC、SBSなど放送局9局に対し、放送通信審議委員会は、2日、「注意の勧告」を出しました。
勧告を受けたのは、KBS、MBC、SBSの地上波3局と、TV朝鮮、チャンネルAなど総合編成4局、YTNなど報道専門チャンネル2局の合わせて9局です。
勧告によりますと、この9局は、旅客船沈没事故が発生した4月16日、「高校生全員救助」を伝える速報字幕を流していたもので、今後の放送にあたって注意するよう求めています。
放送通信審議委員会の審議では、災害報道の重要性に照らし、より重い懲戒措置により、今後の災害報道の改善を促すべきとの意見がありましたが、結局、これまでの審議基準を準用し、ペナルティーの伴わない「勧告」に決まったものです。