若者の就職難が深刻な韓国では、建設工事現場で日雇いで働く20代が急激に増え、去年は10%余りにまで増え、4年間で2倍になったことがわかりました。
建設労働者共済会のまとめによりますと、韓国の日雇いの建設労働者は去年426万人で、このうち20代が占める割合は、2009年に5.5%だったものが、去年は10%あまりにまで増え、4年でほぼ2倍になっています。
これは、20代の就職難が深刻で、小遣いや生活費を稼ぐために建設工事現場で短期間働こうとする求職者が増えたものとみられています。
これに対して、60代の割合は、2009年に16%だったものが去年はおよそ14%、70代は7%余りだったものが6%にまで下がっています。
日雇い労働者では、外国人労働者も7%近くにまで増えていて、60代から70代の高齢の労働者が、若者や外国人労働者の増加によって建設工事現場の日雇い労働でさえ働き口が見つけにくくなっていることをうかがわせています。