北韓での農業支援を目的とする民間団体の北韓訪問について、韓国統一部は、8日、2010年に西海で起きた韓国海軍の哨戒艦沈没事件で、北韓との交流を禁止する「5.24措置」が取られて以来初めて許可しました。
これは、統一部が8日に明らかにしたもので、国際的な支援団体「ワールドビジョン」の関係者4人に対し、北韓訪問を許可したということです。
この4人は、9日に北韓に入ったあと、開城(ケソン)で北韓の民族経済協力連合会と面会し、農業支援事業について協議するということです。
「5.24措置」が取られて以来、北韓への農業支援で民間団体が北韓を訪問するのは初めてです。
このところ統一部は、北韓の山林緑化、開城(ケソン)にある伝統家屋の韓屋(ハンノク)の保存、文化財の共同発掘、キョレマル=民族語大辞典の共同編さんなど、民間レベルでの対北韓支援や交流を相次いで承認しています。