北韓が9日未明、北韓西部の黄海道(ファンヘド)から東の海、東海に向けて、ミサイルを発射したことについて、アメリカ国防総省は、現地時間の9日、「国連安保理決議に違反するもの」として非難しました。
これは、国防総省の当局者が9日、記者団に対して述べたもので、北韓が発射したミサイルは、短距離弾道ミサイル「スカッド」であることが確認されたとして、「国連安保理決議に違反する」と指摘しています。
また、アメリカ国務省のサキ報道官も9日の記者会見で、「2週間足らずに4回発射したことを懸念している。こうした一方的な挑発行動は、地域の緊張を高める」と強調しました。
また、サキ報道官は、北韓が発射に先立って船舶や航空機に事前通知をしなかったことにも懸念を示し、北韓に対し、挑発的行動を自制するとともに、国際的な義務と責任を果たすよう改めて求めました。