韓日関係が冷え込んでいるなか、韓国人の半数近くが、日本を北韓に次ぐ軍事的な脅威になる国と認識していることが分かりました。
韓国の民間シンクタンク「東アジア研究院」と日本の非営利団体「言論NPO」が10日に発表した世論調査の結果によりますと、軍事的脅威を感じる国・地域を尋ねる質問に対し、韓国人の46.3％が日本を挙げ、北韓の83.4％に次いで2番目でした。
日本を軍事的脅威と感じる国と答えた人の割合は、去年の調査に比べて2.4ポイント上昇し、去年の調査で2番目だった中国を上回りました。
これに対して韓国を挙げた日本人は15.1％で、北韓、中国、ロシアに続いて4番目でした。
また韓日間で軍事紛争が起こる可能性については、韓国人の47.9％、日本人の57.9％が「起こらないと思う」と答えて最も多くを占めました。
ただ、「将来的には起こると思う」と答えた韓国人が34.1％だったのに対し、日本人は8.8％と、差がありました。
今回の調査は、19歳以上の韓国人男女と、18歳以上の日本人男女、それぞれ1000人を対象に、5月から2か月間にわたって行われたもので、今回が2回目でした。