北韓の人口増加率や出生率は、ほかの国に比べると低いほうですが、韓国よりは高いことがわかりました。
アメリカの政府系放送、ボイス・オブ・アメリカが10日、CIA=中央情報局の統計として伝えたところによりますと、北韓の人口増加率は0.53%で、調査対象となった224の国と地域の中で153位、出生率は人口1000人あたり14.5人で138位でした。
これに対して韓国は、人口増加率が0.16%で183位、出生率は人口1000人あたり8.2人と、日本やシンガポールなどに次いで下から5番目でした。
北韓の人口は2400万人で、韓国の4900万人のおよそ半分ですが、人口構成では25歳から54歳の人口が全体の44%と最も多く、14歳以下が21.5%、65歳以上の高齢者は9.7%となっています。
また新生児があと何年生きられるかを示す平均期待寿命は、北韓が男性65.9歳、女性73.8歳、平均で69.8歳であるのに対して、韓国は男性76.6歳、女性83.1歳、平均80歳で、韓国人が北韓住民より平均10年長生きしていることがわかりました。