北韓は13日未明、再び短距離ミサイル2発を東の海、東海に向けて発射しましたが、今週から始まる韓米合同軍事演習をけん制するねらいがあるものとみられています。
今回のミサイルは、軍事境界線近くの開城の北から発射したもので、どこからでも発射できることを示して、韓国をさらに威圧する狙いがあるものとする分析が出ています。北韓は先月26日、29日、今月2日、9日にもミサイルを発射しています。
北韓は最近、韓国に対して融和的な態度を取る一方で、このように相次いでミサイルを発射しており、韓国軍当局は、これは韓国を威圧し、今週16日から始まる韓米合同軍事演習をけん制する意図があるのではないかと説明しています。
北韓は今月1日、韓国に対する特別提案を発表し、仁川アジア大会に応援団を派遣するとして融和的な態度を示す一方で、すべての敵対的軍事行動を中止することを提案するとともに、韓米合同軍事演習の中止を求めています。
韓国政府関係者は北韓の最近の動きについて、北韓が過去にも融和的な態度をとりながら、一方では軍事挑発を繰り返してきたことを指摘し、北韓がいつまた核実験を行うかわからないという見方をしています。