韓国は梅雨に入っていますが、降水量がいまのところ平年の半分にも満たない状況で、農作物への影響が出始めています。
韓国は7月初めに梅雨に入りましたが、気象庁によりますと、先月6月の全国の平均降水量は77.6ミリでしたが、7月に入って先週12日までの平均降水量は58ミリにとどまっています。
これは平年の降水量の半分にも及ばず、中には平年の10%に満たない地域もあります。
全国の主な貯水池の貯水率も平均35%程度で、中には10%に及ばないところもあります。
農作物への影響も出ていて、ニンニクは平年より7%、ジャガイモは平年より20%程度収穫が減っています。
気象庁は、今年は北太平洋高気圧の勢力が平年に比べて弱く、梅雨前線がいったん済州島付近まで北上したあと、再び南下してしまうことを繰り返しているため、梅雨の時期にもかかわらず降水量が少ないと説明しています。
しかし梅雨前線は今週後半から北上する見込みで、ソウルなど中部地方でも雨が降るだろと、気象庁は話しています。