北韓は14日午後、東の海、東海の軍事境界線付近に向けて、多連装ロケット砲、いわゆる放射砲を100発余り発射しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓が発射したのは122ミリ放射砲で、午前11時50分過ぎに東部の非武装地帯付近から発射して、東海の軍事境界線の北側１～８キロの海上に着弾したということです。
北韓は、その後も散発的にこの放射砲を発射しています。
今のところ軍事境界線南側の韓国側海域には着弾していないということですが、韓国軍は、放射砲弾が韓国側海域に着弾する場合に備えて、監視態勢を強化しています。
北韓は13日未明にも、短距離ミサイル２発を東海に向けて発射しています。
北韓が相次いでミサイルなどを発射していることについて、韓国軍当局は、16日から始まる韓米合同軍事演習を前に韓国に威圧を加える狙いがあるものとみています。