北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓国首席代表をつとめる外交部の黄浚局(ファン・ジュングク)韓半島平和交渉本部長が15日から日本を初めて訪問します。
黄浚局本部長は、16日に日本の首席代表をつとめる外務省の伊原純一アジア大洋州局長と会談し、北韓の核問題について意見を交わす予定です。
会談では、6か国協議を再開する条件や北韓が相次いでミサイルを発射していることへの対応策などを話し合うものとみられます。
また、日本人の拉致被害者問題と関連して、日本側は、北韓との間で進めている協議について説明し、韓国側は、日本と北韓の協議が韓米日3か国の連携を損なわない範囲で進められるべきとの立場を強調するものとみられています。
今年4月に就任した黄浚局本部長が日本を訪問するのは初めてで、今回の訪問は、両国の6か国協議首席代表が初顔合わせする意味もありますが、最近の日朝協議や韓中首脳会談と関連して、韓米日3か国の連携を損なうのではないかとする懸念を払拭する狙いもあるとされています。