最近、中東及びアフリカ諸国を訪問した北韓のリ・スヨン外相が、スイスに１週間以上とどまっていたことが確認され、秘密資金との関連などその背景に関心が寄せられています。
消息筋によりますと、リ・スヨン外相は最近、中東とアフリカ諸国を訪問したあと、スイスを訪問して１週間以上とどまったということです。
北韓のメディアは、リ・スヨン外相が５月24日から中東およびアフリカ諸国を訪問し、今月２日に帰国したと伝えましたが、スイスを訪問したことについては触れませんでした。
リ・スヨン外相は、スイスでこれといった公式の日程はなかったということです。
消息筋は、リ・スヨン外相は、過去にスイス大使を務めたことがあり、当時は金正日国防委員長の秘密資金を管理していたと指摘し、今回のスイス訪問も、北韓の最高指導者の秘密資金と関連があるのではないかとしています。
リ・スヨン外相は、中東及びアフリカ諸国で、経済支援や建設労働者の受け入れなどを要請しましたが、これといった成果はなく、一部の国では外相会談が実現しないなど、冷淡な待遇を受けたということです。