ソウル市は、来月から職員を対象に最大で1時間の昼寝を認める「昼寝制度」を導入することになりました。
ソウル市の関係者が16日、明らかにしたところによりますと、ソウル市は、昼休み以降の午後1時から6時までの間に、最大で1時間の昼寝を認める昼寝制度を導入することにしたということです。
これは韓国の政府と自治体を通じて初めての試みとなります。
昼寝制度は、イタリアやギリシャなどの地中海沿岸の国々の昼休みの習慣「シエスタ(siesta)」を取り入れたもので、ソウル市職員のうち昼寝を希望する人は、出勤後上司の承認を得て、最大で1時間まで、休憩スペースで昼寝ができます。その代わり、1日8時間の法定労働時間を守るために1時間の延長勤務をしなければなりません。
これについてソウル市の職員の間では、「公式に昼寝の時間が認められれば、仕事の能率も上がる」と歓迎する声もある一方、「昼休みの時間に昼寝ができるのに、わざわざ延長勤務までして昼寝を申し込む人がいるかどうか疑問だ」という声も出ています。