北韓が6月と7月に3回にわたって短距離弾道ミサイル「スカッド」を発射したことについて、国連安全保障理事会は17日、安保理決議違反として非難する談話を発表しました。
この談話は、安全保障理事会が17日、非公開の会議を開いて満場一致で採択したもので、このなかで安保理の議長国を務めるルワンダのガサナ国連大使は、「安保理メンバーは、北韓のミサイル発射を強く非難する。北韓に対して安保理決議を守るよう求める」としています。
国連安保理が北韓の短距離ミサイル発射を非難する談話を発表したのは初めてです。
国連安保理は、3月27日に、北韓の中距離弾道ミサイル発射について、安保理決議違反として非難する談話を報道機関に向けて発表し、これに対して北韓は、「新しい形態の核実験を実施することも排除しない」と警告する声明を発表していて、今回も北韓が反発するのかどうか注目されます。