少子化が進むなか、晩婚や仕事と家庭の両立の難しさなどで、2人目の子どもを産みたいと思う女性は全体の30%に止まっており、なかでも最初に男の子を出産した場合は、さらにその傾向が著しいことがわかりました。
政府の政策研究機関である育児政策研究所が、結婚してからも働き続ける女性のうち、新生児から5歳までの乳幼児の子ども1人を持つ女性259人を対象に調査したところによりますと、2人目の子どもを産む計画があると答えた人は全体の32%に止まりました。
また、1人目の子どもが女の子で、2人目の子どもを産む計画があると答えた人が40%だったのに比べて、1人目の子どもが男の子で、2人目の子どもを産み計画があると答えた人は25%でした。
これについて育児政策研究所は、「少子化や晩婚、仕事と家庭の両立の難しさなどで、2人目の子どもを産まない傾向が強くなっているなかでも、依然として男の子を好む傾向があり、出産計画にも影響を与えているものとみられる」と説明しています。