中国からの原油の輸入が4か月も停止している北韓では、ロシアから大量のガソリンや軽油などを輸入していて、自動車の走行が以前よりもかえって増えているもようです。
北韓消息筋によりますと、北韓では、今年1月から4月まで、中国からの原油の輸入が停止したのにもかかわらず、平壌市内では最近、自動車の走行が大きく増えているほか、ガソリンスタンドも正常に運営されているということです。
これについて、この消息筋は、最近、北韓とロシアの経済協力が活発になり、北韓はロシアからガソリンや軽油などを大量に輸入していて、中国の原油輸入の中断による影響はほとんどないとしています。
北韓では、中国から年間50万トンの原油をパイプラインで輸入していますが、中国が4か月も北韓に対する原油の輸出を停止しているのは異例で、核実験の兆候やミサイル発射とも関係があるのではないかとみられています。