来月に予定されている韓国軍とアメリカ軍の合同軍事演習「乙支（ウルジ）フリーダムガーディアン」を意識して、北韓が陸海空軍による大規模な上陸演習を準備していることがわかりました。
韓国政府消息筋が21日、明らかにしたところによりますと、北韓は2、3週前から、西海岸の南浦（ナムポ）一帯で陸海空軍が参加する大規模な上陸演習を準備しているということです。
北韓軍はこの演習のために関連する兵器を南浦一帯に移動させていて、予行演習として放射砲などを西海に向けて発射しているということです。
この演習は、来月に予定されている韓国アメリカ両軍の合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」を意識したものとみられます。
韓国軍関係者は、「北韓の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記はことしの新年のあいさつで、軍の戦闘訓練の強化などを強調していて、ことし2月から相次いでいる新型放射砲や弾道ミサイルの発射も、その実行の決意を示すものだ」と話しています。