中国・香港を中心に高まった韓流人気に支えられ、先月における化粧品の輸出額がこれまでで最も多くなりました。
関税庁が22日にまとめたところによりますと、先月における韓国の化粧品輸出額は1億5250万ドルあまりで、月間の輸出額としては、統計を取り始めた2000年1月以降で最も多くなっています。
また、今年上半期における化粧品輸出額は7億9600万ドルで、関税庁が集計を始めた1995年以来最も多く、今年は、化粧品の貿易収支が初めて黒字に転じる可能性も出ています。
輸出先別では、中国・香港など中華圏向けの輸出が全体の半分近くを占めて最も多く、次いで、アメリカ、日本、台湾などの順となっています。
化粧品業界の関係者は、「中国市場は、毎年10%前後の高い成長率をみせていて、特に、韓国の化粧品の成長率は、30%台と高くなっている。これは、韓国のドラマやK-POPなど韓流が人気を得ていることや、韓国製品の優れた品質、現地市場の徹底的な分析などに支えられたもの」と説明しています。