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社会

変死男性の正体 警察内部に‘疑問の声’

Write: 2014-07-22 13:15:36Update: 2014-07-22 13:15:36

変死男性の正体 警察内部に‘疑問の声’

先月中旬、全羅南道順天市の梅林で変死して一部白骨化した男性の指紋が、沈没事故を起こした船会社の事実上のオーナーで指名手配中の兪炳彦(ユ・ビョンオン)容疑者(73)のものと一致したとの発表について、警察の内部から、「事実と異なる」との声が出ていて、波紋を広げています。
先月12日、順天市郊外の梅林で変死して白骨化した男性の遺体について、順天警察署の署長は22日午前、記者会見を開き、遺体から採取した右手人差し指の指紋が、沈没事故に関連して横領や脱税などの疑いで指名手配中の兪容疑者のものと一致したと発表しました。
これに対して、順天警察署の警察官の1人は、連合ニュースに対し、「変死の男性は兪容疑者でない」と述べ、その根拠として、白骨化の度合いから死後半年程度過ぎた遺体であり、発見された12日は、兪容疑者の足取りが最後に確認された5月25日から18日しかたっておらず、ありえないとしています。
また、兪容疑者の身長が160センチであるのに対し、遺体の男性は身長も高く、歯の治療記録も兪容疑者と一致せず、履いていた運動靴はかなり古かったこと、酒を飲まないはずの兪容疑者が、焼酎2瓶とマッコリの入ったカバンを所持し、信徒数人とともに逃亡していた兪容疑者がなぜ一人で死亡したのかなど、説明がつかないとしています。
さらに、現地の住民の証言では、「去年秋からことし4月にかけて、梅林周辺で、変死の男性と同じ服装のホームレスの男性をたびたびみかけ、その後見かけなくなった」ということで、変死男性の正体をめぐって、今後も論議を呼ぶものとみられています。

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