高句麗時代の王宮跡として知られる開城(ケソン)満月台(マンウォルデ)の遺跡で、南北共同の発掘調査が22日、2年7か月ぶりに再開されました。
これは、統一部が22日に明らかにしたもので、発掘調査を進める南北歴史学者協議会の事務局長ら13人が22日、満月台の発掘現場に入ったということです。
発掘作業は、合わせて45人が来月16日まで行い、このうち国立文化財研究所の専門家15人は開城工業団地内の宿泊所に滞在して、発掘調査を進めるということです。
この発掘調査は、2007年に南北間の社会文化交流事業の一つとして始まったもので、2011年12月の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡後、韓国側が関係者を撤収させて中断していましたが、南北歴史学者協議会が今月1日、北韓の民族和解協議会との協議で再開することで合意したものです。