海水温の上昇によって、最近サメが韓国海岸に頻繁に現われるようになったことから、釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)海水浴場に、サメ撃退装置が初めて設置されました。
この装置は、国立水産科学院が設置したもので、クラゲ防止網とともに長さ1.4キロにわたって3台が設置され、人間には影響のない、サメの嫌がる微弱電流を5秒おきに流すことでサメを撃退する仕組みです。
サメは、地球温暖化で海水温が上昇したため、韓国海岸に頻繁に出没するようになったものとみられ、なかでも凶暴な人食いサメは、ことしに入って東海と西海で7匹も捕獲されており、この30年間でサメに襲われて死亡した人は6人に上っています。
韓国の海水浴場にサメ撃退装置が設置されたのは今回が初めてで、国立水産科学院は、今後、全国380か所あまりの海水浴場にもサメ撃退装置を段階的に設置するとしています。