政情不安が続くリビアでは、首都トリポリの空港で民兵組織同士の戦闘が続いていることなどから、韓国政府は、リビアに進出している韓国の建設会社に対して、必要最小限の人員を除いて、速やかに退避するよう勧告しました。
これは、今月18日、韓国政府がリビアに進出している建設会社と緊急の対策会議を開いて勧告したものです。
政府関係者によりますと、リビアの治安情勢は不透明な状況が続いているほか、さらに悪化する可能性も排除できないということです。
リビアに進出している韓国企業は現在20社余りで、韓国人550人余りが滞在しています。
韓国では、現在、リビアについて、退避を勧告する旅行警報国に指定していますが、今後、旅行禁止国に指定することを検討するということです。