韓国では、少子高齢化に伴って若年層が減少する一方、増え続ける高齢者が老後に備えて働き続けていることなどから、50歳以上の就業者数が20代と30代を上回ったことがわかりました。
統計庁が23日に公表した統計によりますと、ことし4月から6月までの第2四半期における平均の就業者数のうち、50歳以上は952万1000人で、20代と30代の933万5000人を18万6000人上回っています。
また、年齢別の就業者の割合では、40代が26%ともっとも多く、続いて50代23%、30代22%、60歳以上14%、20代14%の順でした。
このうち、50歳以上の就業者の割合は、1965年の16%が年々増え続け、ことし第2四半期には37%にまで増えたのに対し、20代と30代の就職者の割合は1965年の50%が36%にまで落ち込んでいます。
これについて、専門家は、少子高齢化に伴って若年層が減少する一方、高齢者が寿命が延びた老後に備えて働き続けていること、また、若者が就職を先延ばししていることなどを原因として挙げています。