ことし5月に口蹄疫清浄国に復帰したばかりの韓国で、南部・慶尚北(キョンサンブク)道義城(イソン)郡の養豚農場で飼育していたおよそ200頭の豚が口蹄疫に感染していることがわかり、600頭あまりを殺処分しました。
慶尚北道が24日、明らかにしたところによりますと、慶尚北道義城郡の養豚農場で、23日、口蹄疫に感染した疑いのある豚およそ200頭が見つかり、精密検査を行った結果、口蹄疫であることが確認されたということです。
これを受けて、慶尚北道では、この農場で飼育していた豚1500頭のうち600頭あまりを殺処分することをきめ、24日午前から作業を始めるとともに、ほかの豚についてはワクチンを接種して当面様子を見ることにしています。
また、防疫当局は、この農場付近一帯で、人や車両の移動を制限して、消毒作業を進めています。
韓国は、2011年4月以降、口蹄疫の発生はなく、今年5月に口蹄疫清浄国に復帰していますが、3年3か月ぶりの口蹄疫の発生に豚肉の流通に影響が出ることが懸念されています。