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国際

在韓米軍への「サード」配備 ロシアが憂慮

Write: 2014-07-25 13:31:39Update: 2014-07-25 13:31:39

在韓米軍への「サード」配備 ロシアが憂慮

終末高高度防衛ミサイル「サード(THAAD)」を韓国駐留アメリカ軍に配備することをアメリカが検討していることについて、ロシアは24日、声明を出して懸念を表明しました。
「サード」は、高度40キロから150キロで相手のミサイルを迎撃する、アメリカのミサイル防衛システムで、ロシアは24日、声明を出し、韓半島への「サード」の配備は「北東アジア地域の戦略的情勢に否定的な影響を与え、軍備競争を触発しかねない」と指摘しました。
これに対し、アメリカ国務省は24日、「サードはロシアを狙ったものではなく、アメリカはミサイル防衛については、ロシアと対話し、協力する」と強調しました。
これに先立ち、中国外交部は5月末、「韓半島に『サード』を配備することは、地域の安定と戦略的バランスにおいて利益にならない」として、懸念を表明しています。
中国とロシアが韓国駐留アメリカ軍への「サード」配備に神経を尖らせているのは、「サード」に連動する高性能の「Xバンドレーダー」の探知距離が1000キロに上り、中国の北京、上海、大連などの主要都市や軍事施設密集地域をも探知できるほか、ロシアの極東地域も探知することができるためとみられます。
韓国とアメリカは、10月に予定されている韓米年次安保協議会で、韓国駐留アメリカ軍へのサードの配備について協議するものとみられ、その行方に関心が集まっています。

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