韓国南西部の全羅南道のアヒル飼育農家で、7月としては初めて、高病原性のH5N8型の鳥インフルエンザが発生したことが分かり、農家の周辺での防疫活動を強化しています。
鳥インフルエンザが発生したのは、全羅南道咸平郡にあるアヒル農家で、25日に鳥インフルエンザの発生が疑わしいとの届出を受けて、農林畜産食品部が検査した結果、高病原性のH5N8型の鳥インフルエンザであることが確認されたものです。
農林畜産食品部では、27日に該当農家のアヒル3万2000羽と近くの養鶏農家の鶏2000羽を処分するとともに、この農家の周辺での防疫活動を進めています。
7月に鳥インフルエンザが発生したのは初めてです。
農林畜産食品部によりますと、この農家では衛生管理をしっかり行っていたということで、水、飼料、人などの経路から感染した可能性は極めて低いとして、中国から飛来した渡り鳥などの野鳥によって感染したものとみられるとしています。