軍隊生活への適応が最も困難な「A級関心兵士」の判定を受けていた兵士2人が、相次いで自殺していたことがわかり、A級関心兵士の判定を受けたこともある兵士による銃の乱射事件のあった直後だけに、A級関心兵士の管理のあり方が改めて問われることになりそうです。
韓国北東部の軍事境界線近くの陸軍部隊で、27日午後、入隊前にも自殺を図り、部隊生活への適応が最も難しい「A級関心兵士」の判定を受けていた21歳の2等兵が、トイレで首をつって自殺しました。
この部隊では、先月21日にA級から1段階程度の低い「B級関心兵士」に判定が変わった兵士が、部隊で銃を乱射し、同僚の兵士5人が死亡する事件があったばかりでした。
また、韓国北部の軍事境界線近くの別の陸軍部隊でも、27日夜、20歳の2等兵がトイレで首をつって自殺し、この兵士も「A級関心兵士」の判定を受けて、うつ病で2週間の治療を受けていたということです。
韓国軍では、死亡した兵士2人の最近の様子や発見当時の状況などについて詳しく調べていますが、部隊生活への適応が難しいとされる「A級関心兵士」の管理のあり方が改めて問われることになりそうです。