今日の韓国は、雲がやや広がっているものの、夏の陽射しが照り付け、気象庁は29日、済州島から中部までそろって梅雨が明けたと発表しました。
気象庁によりますと、韓半島の西の海、西海付近に停滞していた梅雨前線が消滅し、ソウルなどで朝方に降った雨も上がり、気象庁は韓国では全国一斉に梅雨が明けたと発表しました。
ことしの梅雨は、先月17日から済州(チェジュ)島で始まりましたが、梅雨前線の北上が遅れ、南部は今月2日から、中部は1987年以来もっとも遅い今月3日に梅雨入りしていました。
今年の梅雨の期間の降水量は、南部では145ミリと例年の40%あまり、中部では134ミリと例年の40%弱にとどまって空梅雨気味でしたが、梅雨前線が南の海上に停滞していたことから、済州島では、例年より10%ほど多い442ミリの雨を記録しています。
梅雨明けとともに、南から湿った暖かい空気が流れ込み、当分は蒸し暑い日が続き、夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜も多くなる見込みです。