9月から10月にかけて韓国の仁川で開かれるアジア大会に向けて、北韓は取材陣を派遣する意向で、アジア太平洋放送連盟に支援を要請したことが分かりました。
アジア太平洋放送連盟の関係者によりますと、北韓は今月24日にアジア太平洋放送連盟に書簡を送り、取材陣6人を派遣したいとして、招待状と競技の日程などの送付を要請したということです。
アジア大会に関連して、北韓は今月17日の南北実務協議を一方的に決裂を宣言しましたが、20日には、金正恩第1書記が、サッカー代表の練習試合を観戦した際、「アジア大会に参加し、南北間の和解と世界平和に貢献すべきだ」と発言するなど、アジア大会に参加する姿勢を改めて示していました。
アジア大会に参加するには、8月15日までに選手団の名簿を提出する必要があり、北韓としてはその前に南北実務協議の再開に向けて動き出すものとみられます。