ウォン高傾向が続く中で、IMF=国際通貨基金は、韓国政府に対して、為替市場への介入は最小限にとどめるべきだとの見解を示しました。
これは、国際通貨基金が30日に発表した報告書の中で示したもので、最近のウォン高を背景に韓国政府が為替市場に介入する動きについて、為替介入は過剰な変動性を緩和する線で最小限にとどめ、ウォン相場の動きを市場に任せるべきだと指摘しました。
また、韓国の経常収支の黒字は、GDP=国内総生産と比較して、2012年に4.3%と前の年より6.1%も上昇していて、IMFの報告書はGDP対比の経常収支黒字の割合は2%が適正だとして韓国は多過ぎると指摘しました。
国際通貨基金は、過去にも、為替市場への介入を最小限にとどめ、経常収支の黒字を減らすよう指摘したことがあります。