スマートフォン市場の停滞やウォン高傾向の影響などにより、三星電子の業績が4月から6月までの第2四半期の営業利益が7兆ウォン、7000億円台に留まって、悪化したことがわかりました。
三星電子が31日に発表したところによりますと、4月から6月までの第2四半期の売上高は52兆4000億ウォン、5兆2400億円で、前の年の同じ時期に比べて9%減少し、営業利益は7兆2000億ウォン、およそ7200億円で、25%の減少となりました。
これは、スマートフォン市場の成長が停滞しているのに加え、低価格モデルを前面に押し出した中国メーカーとの競争に押されて、スマートフォン事業が振るわなかったことが背景にあるものと分析されています。
三星電子では、今年の下半期には、超高画質のウルトラHDテレビなど、テレビの高級モデルの販売が拡大するほか、スマートフォン「ギャラクシーノート4」の発売により、業績が改善すると見ています。
一方、半導体の大規模集積回路、システムLSI事業は、全体的な需要減少などの影響により、当面、苦戦が続くものとみられています。