韓国とアメリカが今月、韓半島有事を想定した合同演習「乙支（ウルチ）フリーダムガーディアン」を予定していることについて、北韓は、7月31日、「演習を強行すれば、大統領府青瓦台やアメリカのホワイトハウスが北韓の打撃のターゲットになる」と威嚇し、演習を中断するよう改めて要求しました。
これは、韓国に対する宣伝活動を行なっている北韓の朝鮮平和擁護全国民族委員会が７月31日、報道官談話を出して要求したものです。
談話では、「演習に参加するすべての侵略武力、韓国と海外にある軍事基地、ホワイトハウスと国防総省、青瓦台を含め、侵略と挑発の本拠地が我々の最先端超精密火力打撃手段のターゲットになるだろう」と威嚇しています。
また、談話は、今年の演習で、北韓の核と大量破壊兵器の脅威に対応するため、去年韓国とアメリカが共同で策定した抑止戦略が初めて適用されることについて、「事実上、核戦争の宣戦布告をしたも同然だ。南北関係は再び破局の危機にさらされており、韓半島は、いつでも核戦争が勃発し得る一触即発の事態になっている」と警告しています。
さらに、談話では、「我々は、核には核、ミサイルにはミサイル、軍事訓練の定例化には軍事訓練の定例化で、断固として対応していく」と主張しています。