アメリカのマイクロソフト社は、1日、韓国の三星電子に対して、スマートフォンやタブレット端末の特許使用料の支払いを求める訴えを、アメリカニューヨークの連邦地方裁判所に起こしました。
マイクロソフト社は、アメリカ・グーグルの携帯端末用基本ソフト「アンドロイド」の特許を持っていて、アンドロイドを搭載するスマートフォンやタブレット端末のメーカーはマイクロソフト社に特許の使用料を払っています。
三星電子はマイクロソフトとの間で、2011年9月に携帯端末での特許の相互利用契約を結びましたが、マイクロソフトが、去年9月、フィンランドの通信大手ノキアの携帯端末事業を買収したことから、三星電子は特許契約は無効となったとして特許使用料の支払いを拒否しています。
このためマイクロソフト社は、ノキアの携帯端末事業の買収が三星電子との特許契約の無効につながるかどうかについて、裁判所の判断をゆだねたいとしています。