ロシアに在住する高麗人のグループが今月計画している「統一祈願大行進」について、北韓は8月15日に平壌で開かれる独立記念行事に参加することを条件に、北韓入りを認めたということで、計画通り実施される見通しとなりました。
この「統一祈願大行進」は、19世紀後半に韓半島から沿海州に移住した韓民族の子孫で、ロシアに在住する高麗人60人余りが、シベリアを経て北韓に入り、板門店を通じて韓国入りするものです。
消息筋によりますと、北韓当局は、この「統一大行進」について、参加する一行が8月15日に平壌で開かれる独立記念行事に参加することを条件に、板門店を経由して韓国入りすることを認めたということです。
一行は北韓東部に去年末に完成した馬息嶺スキー場などの観光地を経由する計画になっていて、北韓当局としては、一行の北韓通過を認めることで、観光地を広報する狙いもあるものとみられています。
一行は、すでに先月6日、自動車12台に分乗してモスクワを出発していて、今後、平壌を経て、16日に韓国入りし、釜山まで行くことになっています。