現代(ヒョンデ)グループの故鄭夢憲(チョン・モンホン)元会長の追悼式が4日、北韓の金剛山(クムガンサン)で行なわれ、日帰りで北韓を訪れていた鄭元会長の夫人ら一行が韓国に戻りました。
故鄭夢憲元会長の追悼式は、4日、北韓の金剛山で行われ、鄭元会長の夫人で、現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長ら関係者一行が午前9時ごろ南北出入事務所を通じて北韓入りしました。
追悼式には、北韓の朝鮮アジア太平洋平和委員会の元東淵(ウォン・ドンヨン)副委員長ら要人20人あまりが出席したということで、一行は、追悼式を終えたあと、現代グループが所有するホテルなどの施設を点検して、午後4時ごろ韓国に戻りました。
韓国に戻った玄会長は、記者会見し、「金剛山観光の再開のために最善を尽くす」との姿勢を改めて示しました。
今年の追悼式では、朝鮮アジア太平洋平和委員会名義の花が届きましたが、去年のように、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記のメッセージを口頭で伝えることはなかったということです。
ただ、金正恩第1書記からは、朝鮮アジア太平洋平和委員会に対し、追悼行事に当たって、「深い哀悼の意を表し、行事がスムーズに行われるよう支援するよう」指示したと伝えられています。